“洋卓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
テーブル70.6%
デスク11.8%
てえぶる5.9%
テエブル5.9%
テエーブル5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『おまへ洋卓テーブルだとはらなかつたのよ』とあいちやんはつて、『それは三にんばかりでなく、もつと多勢おほぜいのためにかれてあるんだわ』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
彼は時々椅子いすの角や、洋卓デスクの前へ来て留まった。それから又歩き出した。彼の心の動揺は、彼をして長く一所に留まる事を許さなかった。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
あに洋卓てえぶるうへの手紙をつて自分でき始めた。しづかな部屋のなかに、半切はんきれおとがかさ/\つた。あにはそれをもとごとくに封筒に納めて懐中した。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
洋卓テエブルの上には一枚の罫紙けいしに鉛筆が添えてせてある。何気なく罫紙を取り上げて裏を返して見ると三四行の英語が書いてある。読み掛けて気がついた。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
自分は、診察場と薬局とをかねたこの一室の椅子にって、敷物と、洋卓テエーブルと、薬瓶くすりびんと、窓と、窓の外の山とを見廻した。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)