法會ほふゑ)” の例文
新字:法会
蓄殖たくはえたる趣きを聞て羨敷うらやましく存じ私し夫婦も江戸へ出稼でかせたくは存じたれども外聞ぐわいぶんも惡く彼是延引えんいん致し居中金谷村に法會ほふゑありて九郎兵衞諸共もろとも里を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
引又所持しよぢ鼻紙はながみ入が殺害せつがい人の傍邊かたはらおちて在しと申が此儀は如何なるぞとたゞさるゝに九助は其儀は同日私し儀も金谷村の法會ほふゑせきへ參り居り混雜こんざつみぎり鼻紙入を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
深くあはれみ此人々の爲にそうを多くまねき同村の寺にて大法會ほふゑ執行とりおこなひ村中へは施行せぎやうをなし夫れより後傳吉は倍々ます/\其身をつゝしみ村人をあはれみければ一村こぞつて其徳を稱し領主よりも屡々しば/\賞詞しやうし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)