“混雜”のいろいろな読み方と例文
新字:混雑
読み方割合
こんざつ77.8%
こんがらが11.1%
ごたつ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
をどり周圍しうゐにはやうや村落むら見物けんぶつあつまつた。混雜こんざつして群集ぐんしふすこはなれて村落むら俄商人にはかあきんどむしろいて駄菓子だぐわしなし甜瓜まくはうり西瓜すゐくわならべてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
歌の句が片々に混雜こんがらがつて、そゝるやうに耳の底によみがへる。『あの時——』と何やら思出される。それが餘りに近い記憶なので却つて全體みなまで思出されずに消えて了ふ。四邊は靜かだ。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
宗助そうすけ其頃そのころ御米およね觀察くわんさつして、體質たいしつ状態じやうたいやら、精神せいしん模樣もやうやら、をつとだけつてゐたから、るべくは、人數ひとかずやしてうちなか混雜ごたつかせたくないとはおもつたが、事情じじやうやむないので
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)