“法華経”のいろいろな読み方と例文
旧字:法華經
読み方割合
ほけきょう84.6%
ほけきやう10.3%
ホケキヤウ2.6%
ほっけきょう2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また放蕩ほうとうにふけっている者も同じことで、耽溺たんできしているあいだは『論語』をもっても『法華経ほけきょう』をもってもなかなか浮かびきれない。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
短冊や、消息、自ら書写した法華経ほけきやうを見るに、能書である。和歌をも解してゐた。かたちが美しくて心の優しい女であつたらしい。
椙原品 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
姫にとつては、肉縁はないが、曽祖母ヒオホバにも当る橘夫人の法華経ホケキヤウ、又其御胎オハラにいらせられる——筋から申せば、大叔母にもお当り遊ばす、今の皇太后様の楽毅論ガクキロン
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
三つ目には、殿下のお命が長らえた時には法華経ほっけきょうの講読を毎日、一日の休みなく行わせましょうというのです。