“母父”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おもちち40.0%
あもしし20.0%
おもちゝ20.0%
アモシヽ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母父おもちちと妻と愛児まなごとうちいでてふりあふぐ空に不二はかかれり
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
旅行たびゆきに行くと知らずて母父あもしし言申ことまをさずて今ぞくやしけ」(巻二十・四三七六)の結句が、「悔しき」の訛で、「かなしき」を「かなしけ」と云ったのと同じである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
さざめ雪窓にながめて母父おもちゝと浮世がたりをするが寂しさ
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
月日ツクヒ夜は 過ぐは行けども、母父アモシヽが 玉の姿は、わすれせなふも(四三七八)