さか)” の例文
宗助そうすけ東京とうきやうかへつたときは、ちゝもとよりまだ丈夫ぢやうぶであつた。小六ころく子供こどもであつた。かれは一ねんぶりにさかんなみやこ炎熱えんねつ煤煙ばいえん呼吸こきふするのをかへつてうれしくかんじた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
二度は八百疋捉えたの千疋取れたのと誇大の報告を聞いたが、雀の方がよほど県郡の知事や俗吏よりさとくたちまち散兵線を張って食い荒らし居る、それと同時に英国では鳥類保護の声さかんに
宗助が東京へ帰ったときは、父はもとよりまだ丈夫であった。小六ころくは子供であった。彼は一年ぶりにさかんな都の炎熱と煤煙ばいえんを呼吸するのをかえってうれしく感じた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)