“歳月”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
としつき67.4%
さいげつ27.9%
つきひ2.3%
とき2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歳月としつきと、雨と風と日の光が、こんなに鳥右さんをやつれさせてしまひました。けれども鳥右さんの心は喜びでふくらんでゐました。
鳥右ヱ門諸国をめぐる (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
昔どおりのみさきの子の表情である。十八年という歳月さいげつ昨日きのうのことのように思い、昨日につづく今日のような錯覚さっかくにさえとらわれた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
三十ねんもうすと現世げんせではなかなかなが歳月つきひでございますが、こちらではときはか標準めあてせいか、一こうそれほどにもかんじないのでございまして……。
かさなる歳月ときうつれども
草わかば (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)