“桑田”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうでん60.0%
さうでん20.0%
くわた10.0%
くわだ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また厖大ぼうだいな地域には、桑田そうでんもあり、塩焼く海女あまの小屋もあるうちから、もう宏大な一門の別荘などを建て出したものである。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
翁いふ。吾主わぬし遠くゆき給ひて後は、夏のころより干戈かんくわふるひ出でて、里人は所々にのがれ、わかき者どもは軍民いくさびとに召さるるほどに、一四一桑田さうでんにはかに狐兎ことくさむらとなる。
桑田くわた町屋まちやに変り、広野ひろの絃歌げんかともしびうつす堀となり、無数の橋や新しい道路は、小鳥の巣やさぎのねぐらを奪って、丘の肌は、みな生々なまなましい土層を露出し、削られたあとには、屋敷が建ち、門がならび
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
千「お母さま、あの先刻桑田くわださまが仰しゃいました人参のことね」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)