“有福”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうふく75.0%
いうふく20.0%
かねもち5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この亀岡甚造という方は、その頃もはや年輩も六十以上の人で、当時は御用たしのようなことをしておられた有福ゆうふくな人でありました。
きくより一度はいかりけれ共佐野文右衞門は有福いうふくくらしと言殊には人がらよき若者なれば人を以て掛合かけあひの上おもせを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「あ、あ、あ、ひとしきりそんな風説うわさがございましたっけ。有福かねもちの夫婦をり殺したとかいう……その裁判があるのでございますか」
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)