“暗過”の読み方と例文
読み方割合
くらす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「演芸場があまり暑過あつすぎて、あかぎて、さうしてそとると、急に寒過さむすぎて、暗過くらすぎるからだ。あれはくない」
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
代助は五味台クルエツト、スタンドなかに、少しなゝめれた位地から令嬢のかほを眺める事になつた。代助は其ほゝの肉と色が、いちぢるしくうしろの窓からす光線の影響を受けて、鼻のさかひ暗過くらすぎるかげを作つた様に思つた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)