“明察”の読み方と例文
読み方割合
めいさつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蒙り候上は何卒御明察めいさつを以御吟味被下置子供二人の解死人げしにんに被仰付被下置候へば有難ありがたき仕合に存じ奉つり候偏に御威光ゐくわうを以此段御吟味ごぎんみ願上候以上
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
私達に特別の明察めいさつと忍耐力を与え給え。私達は単に知識をわかつ丈けで満足すべきでありません。当学園の教育方針は教員各自実践躬行じっせんきゅうこう、もってクリスチャン・ゼントルマンを養成するにあります。
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「今にして思い当たるのは、船待小屋ですれちがった時の、怪しげな男女ふたりであった! それを啓之助めが、おのれの非に恟々きょうきょうとしておったがため、いらざる口出しをして、有村の明察めいさつをあやまらせた」
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)