“旺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さか56.4%
さかん42.1%
おう0.7%
さかり0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうしてかくのごとき丁稚生活からたたき上げる地位が満員になってから後、さらに中年者の都会出稼ぎということがさかんになった。
家の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
土木は、民意をさかんにさせる。民土にひそむ敵愾てきがい心を、戦いへ総結させるためにもこの際——と秀吉は大規模にそれへ取りかからせた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
時は涼秋りょうしゅうげつ、処は北海山中の無人境、篝火かがりびを焚く霜夜の天幕、まくそとには立聴くアイヌ、幕の内には隼人はやと薩摩さつま壮士おのこ神来しんらいきょうまさにおうして、歌ゆる時四絃続き、絃黙げんもくす時こえうた
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
潮は上げているさかりだった。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)