“旅金”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろぎん50.0%
たびがね50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この殺伐さつばつの戦国の世に、旅金ろぎんも持たずどうして加賀まで、長の旅路を参られまするかな?」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
旅金ろぎんも持たず地理も調べず、とく部落を抜けようとして、硫黄ヶ滝の絶壁の雪を、犯して登りはしたが、登り詰めたほとりに鬼王丸の住む岩石ヶ城のあることを、はたと忘れていたのであった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
此の頃尼がしにやして子供らア字イ書くことがなんねえで、手におえねえが、淋しかんべえが旅金たびがねの出来るまで子供らに字イ書くことをおせえてくんろ
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)