“擠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
お16.7%
おしおと16.7%
おと16.7%
おとしい16.7%
さい16.7%
つきおと16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雷(いなずま)のごとく地球の表面を快奔雄走し、しかしてかの生産境遇の必要は人民を駆り、社会を駆り、いかなる人類をもいかなる国体をもことごとくこれを平民的の世界に擠(お)さんとす。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
右手に険崖矗立(ちくりつ)せる所を陥擠山(かんせいざん)と呼び、ナザレ人等が基督を擠(おしおと)さんとせし所と伝ふ。
藤田固(もと)より無謀の攘夷家にあらず、彼は攘夷の決心を以て、二百五十年来腐敗したる人心を鞭撻(べんたつ)し、一旦国家を逆境に擠(おと)し、以てその復活を計らんと欲したり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
また曰く、「近日の事、名は親切なれども、実は人を陥阱(かんせい)に擠(おとしい)るるなり。もし貴国引き去らずんば、名を正し罪を責め宇内(うだい)に暴白せん」
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
ビスマルクが将来の経綸(けいりん)たるや、オーストリアをゲルマン連邦より拒絶しこれを東方に擠(さい)し、バルカン諸小国を併滅せしめ、ダニューブにそうて東漸せしめ、サロニカをしてその首都たらしめ
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
人(ひと)の言(い)ふなり温順(おとな)しう嫁入(よめい)つて來(き)た私(わたし)を、自然(しぜん)と此樣(こん)な運(うん)に拵(こしら)へて置(お)いて、盲者(めくら)を谷(たに)へ擠(つきおと)すやうな事(こと)を遊(あそ)ばす、神樣(かみさま)といふのですか何(なん)ですか、其方(そのかた)が實(じつ)に恨(うら)めしい
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)