“盲者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めくら72.7%
もうじゃ18.2%
めしい9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生憎あいにく僕等には、昆虫や盲者めくらが持ち合わせているほど、空間に対する感覚が正確でないのですよ。それに、なにしろ衣裳が同じなものですからね。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
しかるに、いま自分の傍を離れて、かえって、見も知りもせぬ、あの奇怪極まる盲者もうじゃの傍へ神妙にはべっているムクの心が知れない。
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ここにおいてユダヤびと言いけるは、見よ、いかばかりか彼を愛するものぞ。その中なるもの言いけるは、盲者めしいの目をひらきたるこの人にして、彼を死なざらしむるあたわざりしや?