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握太
ふりがな文庫
“握太”の読み方と例文
読み方
割合
にぎりぶと
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にぎりぶと
(逆引き)
唯
(
ト
)
見
(
み
)
ると、
親父
(
ちやん
)
は
湯玉
(
ゆだま
)
を
拂
(
はら
)
つて、
朱塗
(
しゆぬり
)
に
成
(
な
)
つて
飛出
(
とびだ
)
した、が
握太
(
にぎりぶと
)
な
蒼筋
(
あをすぢ
)
を
出
(
だ
)
して、
脛
(
すね
)
を
突張
(
つツぱ
)
つて、
髯旦
(
ひげだん
)
の
傍
(
かたへ
)
に
突立
(
つツた
)
つた。
銭湯
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
鼠色の行衣に
籠手
(
こて
)
臑当
(
すねあて
)
と見まごう
手甲
(
てっこう
)
に脚袢、胡桃の実程もある大粒の水晶の珠数を
襷
(
たすき
)
のようにかけ、手に
握太
(
にぎりぶと
)
の柄をすげた
錫杖
(
しゃくじょう
)
を突き、背には重そうな
笈
(
おい
)
を負うていた。
木曽駒と甲斐駒
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
と云うのはそういう私なる者が、その中学生時代に於て、
所謂
(
いわゆる
)
硬派の不良少年として、桜の
握太
(
にぎりぶと
)
のステッキをひっさげ、本郷通りを横行した、なつかしい経験があるからでもあります。
探偵文壇鳥瞰
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
握太(にぎりぶと)の例文をもっと
(9作品)
見る
握
常用漢字
中学
部首:⼿
12画
太
常用漢字
小2
部首:⼤
4画
“握”で始まる語句
握
握飯
握拳
握手
握緊
握〆
握り
握力
握占
握鮓
“握太”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
泉鏡花
木暮理太郎
国枝史郎