“押潰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おしつぶ94.1%
おッつぶ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お前の死は僕を震駭しんがいさせた。病苦はあのとき家のむねをゆすぶった。お前の堪えていたもののおおきさが僕の胸を押潰おしつぶした。
鎮魂歌 (新字新仮名) / 原民喜(著)
一方いつぱう廣庭ひろにはかこんだ黒板塀くろいたべいで、向側むかうがは平家ひらや押潰おしつぶれても、一二尺いちにしやく距離きよりはあらう、黒塀くろべい眞俯向まうつむけにすがつた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
其奴そいつに、負けるな、押潰おッつぶせ、と構わずしとねを据えましたが、夜露を受けたが悪かったか、もうお医者でも間に合わず。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)