“扱帯”のいろいろな読み方と例文
旧字:扱帶
読み方割合
しごき93.6%
しごきおび5.5%
しご0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ハッ」紅の扱帯しごきを二、三本結んで、縛り上げたお金の身体は、其の儘北見之守の目の前、屋形船のはりへキリキリと吊り上げました。
いい年寄りがあんまり恰好の宜いものぢやありませんけど、首縊りでもするぶんには——縁側へでも扱帯しごきおびを掛けてぶら下がるぶんには、ねえ……
竹藪の家 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
「わたし扱帯しごが一つしいの。あなた買ってくれる?」お宮はまぶしいばかりに飾った半襟屋はんえりや店頭みせさきに立ちどまってそこにけつらねた細くけをひねりながらいった。
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)