“打捨置”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うちすておき50.0%
うちすておく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不※ふと見付てお菊にかくつげければ母おつた聞付きゝつけ呼度よびたく思へども利兵衞が得心とくしんせざる故よんどころなく打捨置うちすておきけるをむすめお菊は吉三郎に逢度あひたく思ひながら父利兵衞にしかられんことを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
好まるゝと雖も御同行どうかうなされし御兩卿りやうきやう方の手前もある故餘儀よぎなく斯は御談じ申せしなりさりながら爰に一つお頼み申度儀御座候其事御承知に候はゞ拙者共何とか工夫くふう致し取り扱ひ申すべく其のわけ近來きんらい當家も勝手向かつてむきいたつ不手廻ふてまはりに付殊の外御難儀成れ見らるゝ如く御殿の普請ふしん打捨置うちすておき候次第ゆゑ此度の御謝物しやもつの御心得にて少々金子きんす
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
聞大いにおどろ其許そのもとの云るゝ如く此事少しも延し難し若打捨置うちすておく時は一大事ならんにより片時も早くお島と申合せ御兄弟諸共一先盜み出し其後支配へ屆け何卒してせん御主人の御血脉けつみやく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)