“慙愧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ざんき96.0%
はじい4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども、正宗菊松の顔、形を見れば分ることだが、泣かんばかりに悄然とうなだれて、慙愧ざんきの念、身も細るほど全身に現れている。
現代忍術伝 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
時としては目下の富貴ふうきに安んじて安楽あんらく豪奢ごうしゃ余念よねんなき折柄おりから、また時としては旧時の惨状さんじょうおもうて慙愧ざんきの念をもよおし、一喜一憂一哀一楽
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
また虎が餌獣を打たんとて跳びついて仕損じたら周章あわ慙愧はじいり二度試みて見ずに低頭して去るとある。支那にも『本草』にその物をつやたびおどってあたらずんばすなわちこれを捨つとづ。