“慄立”の読み方と例文
読み方割合
よだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と思(おも)はず身(み)の毛(け)を慄立(よだ)てたのは、昨(さく)、十四年(じふよねん)五月(ごぐわつ)二十三日(にじふさんにち)十一時(じふいちじ)十分(じつぷん)、城崎(きのさき)豐岡(とよをか)大地震(おほぢしん)大火(たいくわ)の號外(がうぐわい)を見(み)ると同時(どうじ)であつた。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
成程(なるほど)先刻(さつき)店(みせ)へ来(き)た田舎者(ゐなかもの)の土左衛門(どざゑもん)だから、悪人(あくにん)ながらも宜(よ)い心持(こゝろもち)はしない、身(み)の毛(け)慄立(よだ)つたが、土左衛門(どざゑもん)突出(つきだ)してしまへと云(い)ふので、仕事師(しごとし)が手鍵(てかぎ)を持(も)つて来(き)たり
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
その時何気なく四辺を見ると私のすぐ側の雑草の中に巨大な一匹のボルネオ虎が毒矢に貫かれて死んでいる。私は思わず飛び上がった。身の毛の慄立(よだ)つ思いをしながら死骸の側に彳(たたず)んだ。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)