“怜悧者”の読み方と例文
読み方割合
りこうもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
抱起だきおこして「これ、俯向うつむき轉倒ころばしゃったな? いま一段もっと怜悧者りこうものにならッしゃると、仰向あふむけ轉倒ころばっしゃらう、なァ、いと?」とふとな
逆賊となっても赫々かくかくの光を失わず、勝は、一代の怜悧者りこうものとして、その晩年は独特の自家宣伝(?)で人気を博していたが、小栗はうたわれない。
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
飯粒めしつぶらるゝ鮒男ふなをとこがヤレ才子さいしぢや怜悧者りこうものぢやとめそやされ、たまさかきた精神せいしんものあればかへつ木偶でくのあしらひせらるゝ事沙汰さたかぎりなり。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)