御鬮みくじ)” の例文
人相、家相、八卦はっけ、方位、日の吉凶なども、東京人が最も信仰しているようだ。また、御鬮みくじなどもなかなか滑稽こっけいである。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
前日記したる御籤みくじの文句につき或人より『三世相』の中にある「元三大師がんざんだいし御鬮みくじしょう」の解なりとて全文を写して送られたり。その中に佳人水上行かじんすいじょうにゆくを解して
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
何処どこで伺を立てゝも御鬮みくじ判断をして貰っても死霊と生霊いきりょうとの祟りだと云われて見れば、神経だから家中うちじゅうが心配致し、事によったら吉原の花魁が怨んでは居ないか
自分はかつて雑司ヶ谷の鬼子母神きしもじんに参詣して御鬮みくじを引いたこともあったが……やはり行末のことや、はかない恋をそれとも知らなかったからである——この道を行けば
みなのぞきていさゝかも家内に故障さゝはりなく平安無事ぶじなる者をえらび、神㕝じんじの前のあけ神主沐浴斎戒もくよくさいかい斎服さいふくをつけて本社にのぼり、えらびたる人々の名をしるして御鬮みくじにあげ、神慮しんりよまかせて神使とす。
そうこうしていると、ちょうど十七日は東照宮の忌日に当たったから、御鬮みくじを引いて、下回りの者を助けるか、助けないかの伺いを立てたという。ところが御鬮のおもてには助けろとあらわれた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
驚いて御鬮みくじを引いて明神様の神意を伺ったそうです。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
五行ごぎょう、干支、天源、淘宮とうきゅう八門遁甲はちもんとんこう九星きゅうせい、方位、人相、骨相、家相、墨色すみいろ御鬮みくじの類、枚挙するにいとまあらず。
妖怪学 (新字新仮名) / 井上円了(著)
純正哲学部門 前兆、予言、暗合、陰陽、五行、天気予知法、易筮えきぜい御鬮みくじ淘宮とうきゅう、天元、九星きゅうせい、幹枝術、人相、家相、方位、墨色すみいろ、鬼門、厄年、有卦無卦うけむけ、縁起の類
妖怪学講義:02 緒言 (新字新仮名) / 井上円了(著)
第四種(卜筮ぼくぜい編)易筮えきぜい亀卜きぼく銭卜ぜにうら歌卜うたうら太占ふとまに口占くちうら辻占つじうら兆占ちょうせん夢占ゆめうら御鬮みくじ神籤みくじ
妖怪学講義:02 緒言 (新字新仮名) / 井上円了(著)
わが国の神社仏閣に御鬮みくじを備え、人にしてこれを探りて吉凶を判知せしむることがある。その種類も幾とおりもあるが、帰するところは易筮のごとく人の決心を定むるに過ぎぬ。
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)
わが国の神社仏閣に御鬮みくじを備え、人をしてこれを探りて吉凶を判知せしむることがある。その種類も幾とおりもあるが、帰するところは易筮えきぜいのごとく人の決心を定むるに過ぎぬ。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
(六)卜筮ぼくぜい御鬮みくじ、人相、家相、鬼門、方位、九星きゅうせい墨色すみいろ等を信ぜぬこと。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
(六)卜筮ぼくぜい御鬮みくじ、人相、家相、鬼門、方位、九星きゅうせい墨色すみいろ等を信ぜぬこと。
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)
あるいは売卜ばいぼくにたずね、あるいは御鬮みくじを引きなどして探索するうちに、ある人より、四谷大木戸の先なる寺の墓所に死人ありと告ぐるゆえ、家族の者すぐさま四谷に行きしところ、もはや検死相済み
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)
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妖怪学講義:02 緒言 (新字新仮名) / 井上円了(著)