“御祖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ミオヤ53.3%
みおや46.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ココに其御祖ミオヤ命哭き患いて、天に参上マイノボりて、神産巣日之命に申給う時に、乃ち𧏛貝キサガイ比売と蛤具ウムギ比売とをオコせて、作り活かさしめ給う。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
御祖ミオヤ神(母神の意)天から降つて、姉娘富士に宿りを乞ふと、新嘗の夜故との口実で宿を拒んだ。妹筑波に頼むと新嘗するけれども、母ゆゑにはと言うて泊めたと言ふ。
まれびとの歴史 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ここにその御祖みおやの命哭き患へて、天にまゐのぼりて、神産巣日かむむすびの命にまをしたまふ時に、𧏛貝きさがひ比賣と蛤貝うむがひ比賣とを遣りて、作り活かさしめたまひき。
「十三日。下賀茂御祖みおや神社へ参る。(中略。)上賀茂別雷わきいかづち大神宮へ参る。(中略。)門の前の堺屋にて酒を飲む。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)