御招おんまね)” の例文
昔は拝顔さえかなわざりし宮様方の、勿体もったいなくも御観劇ありし際こと優旨ゆうしを以て御膝下おんひざもと近くまで御招おんまねきに預かり、御言葉おんことばたまわるさえ勿体なきに、なお親しく握手せさせ給えりと
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
御旅館ごりよくわんへ張せられ町家まちやには御旅宿ごりよしゆく相成候やあまつさへ御苗字ごめうじの表札をたてさせ給ふ事不審ふしんに存じ奉る此段うかゞひ申さん爲今日御招おんまねき申したり御身分のあきらかに仰聞おほせきかせられたしとぞ相述あひのべらる時に天一坊言葉ことば
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)