“御品”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おしな50.0%
おんしな50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誠にどうもお仕立したてまうし、お落着おちつきのある流石さすが松花堂しようくわだうはまた別でございます、あゝ結構けつこう御品おしなで、斯様かやうなお道具だうぐ拝見はいけんいたすのは私共わたくしども修業しゆげふ相成あひなりますとつて、卑下ひげするんだ。
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
唯今ただいま御指図おさしずの通り早々帰国しますが、御隠居様に御伝言は御在ございませんか、いずれ帰れば御目おめに掛ります、又何か御品おしながあれば何でももって帰りますといって、ず別れて翌朝よくあさいって見ると
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
上がことほか御心配なされ、お心を入れさせられし御品おんしな早々そう/\召上られますように
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
切齒くひしばりて控へられしがやゝありて然ば證據の御品拜見せんと云ふに山内は天一坊にむかひ奉行越前御證據の御品おんしな拜見願ひ奉つるとひければ天一坊は奉行越前へ拜見ゆるすと云ふやがて藤井左京長持の錠を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)