“御化粧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おつくり75.0%
おしまい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ御化粧おつくりをしていない。島田の根がゆるんで、何だか頭にしまりがない。顔も寝ぼけている。色沢いろつやが気の毒なほど悪い。
夢十夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
うなるとすこ遣場やりばこまるのね」とうつたへるやう宗助そうすけげた。實際じつさい此所こゝげられては、御米およね御化粧おつくりをする場所ばしよくなつて仕舞しまふのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「わたし雷さまより光るのがいやなの。これじゃお湯にも行けやしない。あなた。まだいいでしょう。わたし顔だけ洗って御化粧おしまいしてしまうから。」
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)