“御勘辨”の読み方と例文
読み方割合
ごかんべん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かけたりける因て久兵衞は逃損にげそんじたりと思ひながらものがるゝだけは云拔いひぬけんと何卒御免おゆるし下されよ私しは決して怪しき者に候はずひとへ御勘辨ごかんべん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
云にも下男彌助めは近來ちかごろ奉公に參りし者ゆゑ其邊の差略さりやくは勿論御客樣の見分も一向に出來申さず夫が爲御氣にさはる事を申上しならんが其段はひとへに私しに御免じ下され御勘辨ごかんべん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
上げアヽ何卒どうぞ御勘辨ごかんべん下されよおほせの通り持參金も離縁状も殘らず差上申べし何卒なにとぞ御助け下さる樣ひとへに願ひ奉つると涙を流してあやまるにぞ後藤は漸々やう/\勘辨して遣はさんと云ながら引起しよく/\顏を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)