“御出世”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごしゆつせ75.0%
ごしゅっせい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うれしさむねなかにおさへがたく、かげながらおがんでてもいほどのかたじけさなれど、つく/″\うへおもひまするに、貴郎あなたはこれよりいやます/\の御出世ごしゆつせあそばして
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
其昔そのむか大部屋おほべやあるきのおひとなりしを一ねんばかりにて御出世ごしゆつせ馬車ばしやつてのお姿すがたのやうの髭武者ひげむしやだとて立派りつぱらしうえるでは御座ござんせぬか、お前樣まへさまをとこなりや
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
笑う事を学ぶためには、まず増長慢を捨てねばならぬ。世尊せそん御出世ごしゅっせいは我々衆生しゅじょうに、笑う事を教えに来られたのじゃ。大般涅槃だいはつねはん御時おんときにさえ、摩訶伽葉まかかしょうは笑ったではないか?
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)