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幾条
ふりがな文庫
“幾条”のいろいろな読み方と例文
旧字:
幾條
読み方
割合
いくすじ
77.1%
いくすぢ
20.0%
いくじょう
2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いくすじ
(逆引き)
白きは空を見よがしに貫ぬく。白きものの一段を尽くせば、
紫
(
むらさき
)
の
襞
(
ひだ
)
と
藍
(
あい
)
の襞とを
斜
(
なな
)
めに畳んで、白き
地
(
じ
)
を不規則なる
幾条
(
いくすじ
)
に裂いて行く。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
幾条(いくすじ)の例文をもっと
(27作品)
見る
いくすぢ
(逆引き)
道の右は山を
𠠇
(
き
)
りて長壁と成し、
石幽
(
いしゆう
)
に
蘚碧
(
こけあを
)
うして、
幾条
(
いくすぢ
)
とも白糸を乱し懸けたる
細瀑小瀑
(
ほそたきこたき
)
の
珊々
(
さんさん
)
として
濺
(
そそ
)
げるは、
嶺上
(
れいじよう
)
の松の
調
(
しらべ
)
も、
定
(
さだめ
)
てこの
緒
(
を
)
よりやと見捨て難し。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
幾条(いくすぢ)の例文をもっと
(7作品)
見る
いくじょう
(逆引き)
茫々
(
ぼうぼう
)
たる
薄墨色
(
うすずみいろ
)
の世界を、
幾条
(
いくじょう
)
の
銀箭
(
ぎんせん
)
が
斜
(
なな
)
めに走るなかを、ひたぶるに濡れて行くわれを、われならぬ人の姿と思えば、詩にもなる、句にも
咏
(
よ
)
まれる。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
幾条(いくじょう)の例文をもっと
(1作品)
見る
幾
常用漢字
中学
部首:⼳
12画
条
常用漢字
小5
部首:⽊
7画
“幾”で始まる語句
幾度
幾
幾何
幾歳
幾日
幾人
幾許
幾年
幾個
幾干
“幾条”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
山東京山
木下尚江
徳冨蘆花
ギルバート・キース・チェスタートン
柳宗悦
吉川英治
幸田露伴
島崎藤村
夏目漱石