“年経”のいろいろな読み方と例文
旧字:年經
読み方割合
としへ42.9%
としふ42.9%
とした14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから、いいかえれば、こよいの燈下の三人は、同じふるさとで、ひとつ元木のこぼれ芽が、年経としへてここに会したものといってもよい。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこぞと思ふ天井も、一面に黒み渡りて、年経としふる血の痕の何処いづこか弁じがたし、更科さらしなの月四角でもなかりけり、名所多くは失望の種となる。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
丁度ちやうど上口のぼりくちあたり美濃みの蓮大寺れんたいじ本堂ほんだう床下ゆかしたまで吹抜ふきぬけの風穴かざあながあるといふことを年経としたつてからきましたが、なか/\其処そこどころの沙汰さたではない、一生懸命しやうけんめい景色けしき奇跡きせきもあるものかい
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)