年余ねんよ)” の例文
五百は女子中ではとうを愛し、男子中では保を愛した。さきに弘前に留守をしていて、保を東京にったのは、意を決した上の事である。それゆえ年余ねんよの久しきに堪えた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)