“川魚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわうお70.0%
かわざかな30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
顎十郎はなにを考えたか、ツイと金兵衛の門口からはなれると一ノ橋をわたって両国のほうへ引っかえし、相生町あいおいちょうの『はなや』という川魚かわうお料理。
顎十郎捕物帳:13 遠島船 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
よくこの柳には川魚かわうおついばみに来る白鷺しらさぎの群れを見かけるのであるが、きょうはその白鷺が一羽も影を見せていないかわりに、前髪に結った一人の若衆が
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これらの川魚かわざかなは、そこあさいたらいのなかに、半分はんぶんしろはらせて、呼吸こきゅうをしていました。そのとなりでは、あまぐりをおおなべでっていました。
とびよ鳴け (新字新仮名) / 小川未明(著)
「よくきてたね、川魚かわざかなは、じきにぬんだがなあ。」と、あそびにきた、ともだちも、ふなをて、いまさらのように、めずらしがりました。
川へふなをにがす (新字新仮名) / 小川未明(著)