“尼崎”の読み方と例文
読み方割合
あまがさき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二度目に巡見した時は、城内の士卒の外に、尼崎あまがさき岸和田きしわだ高槻たかつきよどなどから繰り出した兵が到着してゐる。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
お春の云うところにると、彼女は先月の下旬に、尼崎あまがさきの父がの手術で西宮の某肛門こうもん病院に入院した時、二週間ばかり暇を貰って父に附き添っていたのであったが
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
その証拠には、電車が尼崎あまがさきに着いて、直ぐ前に空席が出来ても、氏は素知らぬ顔をしてぽうを向いてゐたが、車掌に尻を小突かれて、やつと不承不承に其処そこに腰を下した。