“小葉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうよう50.0%
こば50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それがえだ互生ごせいしているが、しかしミカン類の葉は祖先は三出葉とて三枚の小葉しょうようからり、ちょうどカラタチ(キコク)の葉を見るようであったことが推想すいそうせられる。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
葉片ようへんは心臓状卵形でとがり、葉縁ようえん針状歯しんじょうしがあり、花後かごにはその葉質ようしつかたくなる。かく小葉しょうようが一ように九へんあるので、それで中国でこの草を三葉草ようそうというのだが、淫羊藿いんようかくというのがその本名である。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
「あれは合歓木ねむの木立でしたよ。そら、昼のうちは暗緑色の小葉こばを開いていて、夕方になると、眠るように葉の表面をとじ合わせて、白っぽい裏を出してしまう……」
闖入者 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)