“小梅”の読み方と例文
読み方割合
こうめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もしこれが小梅こうめ伯母をばさん見たやうな人であつたら———小梅こうめのをばさんはおいとと自分の二人を見て何ともへないなさけのある声で
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
一犬いっけんきょえて万犬ばんけんじつを伝うといってナ、小梅こうめあたりの半鐘が本所ほんじょから川を越えてこの駒形へと、順にうつって来たものとみえやす」
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
川向うの小梅こうめの友人の所へ、を囲みに行くのだと云って、暖い晩だったので大島の袷に鹽瀬しおぜ羽織はおり丈けで、外套がいとうは着ず、ブラリと出掛けた。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)