“將軍家”の読み方と例文
新字:将軍家
読み方割合
しやうぐんけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御不如意ごふによいはいづれも御同樣ごどうやうさふらふが、べつして豆州づしう幸豐ゆきとよをいふ)には御先代ごせんだいより將軍家しやうぐんけにまでもれたる御勝手ごかつて
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かうむるとも明朝あすは未明に登城に及び直々ぢき/\將軍家しやうぐんけに願ひ奉るよりほかなしと思案をきはめ家來を呼び出され明朝みやうてうは六時の御太鼓たいこ相※あひづに登城致すあひだ其用意そのよういいたすべしと云付けられたり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
此處こゝあるじ多辨はなしずきにやしわぶき勿躰もつたいらしくして長々なが/\物語ものがたいでぬ、祖父そふなりしひと將軍家しやうぐんけおぼあさからざりしこと、いまあしにて諸侯しよかうれつにもくわたまふべかりしを不幸ふかう短命たんめいにして病沒びやうぼつせしとか
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)