“寶引”の読み方と例文
新字:宝引
読み方割合
はうびき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等(かれら)は外(そと)からの人目(ひとめ)を雨戸(あまど)に避(さ)けて其(そ)の唯一(ゆゐいつ)の娯樂(ごらく)とされてある寶引(はうびき)をしようといふのであつた。疊(たゝみ)には八本(ほん)の紺(こん)の寶引絲(はうびきいと)がざらりと投(な)げ出(だ)された。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
寶引(はうびき)にも酒(さけ)にも加(くは)はらぬ老人等(としよりら)は棚(たな)の周圍(しうゐ)を廻(まは)つてからは歸(かへ)つたものも有(あ)つて寮(れう)には幾(いく)らか人數(にんず)も減(へ)つて居(ゐ)たが
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
圍爐裏(ゐろり)の邊(ほとり)は醉(ゑひ)が加(くは)はつて寶引(はうびき)の群(むれ)に行(ゆ)かぬ婆(ばあ)さん等(ら)は酒(さけ)の好(す)きな孰(ど)れも威勢(ゐせい)のいゝものばかりであつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)