)” の例文
新字:
我儘わがまゝばかり、おつてらつしやつたのを、こんなところまでれていて、すわつておやすみなさることさへ出來できないんだよ。
三尺角拾遺:(木精) (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
お父さまは一週間前から感冒にかゝられておつてゐられます。それに持病の喘息ぜんそくも加つて昨今の衰弱は眼に立つて見えます。
業苦 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
「もうさつきなさらなけやならなかつたのでございますけど、餘りよくおつていらつしやいましたものですから。——それからこのお藥をもう一度召し上るのでございますが。」
赤い鳥 (旧字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)