“寢間着”の読み方と例文
新字:寝間着
読み方割合
ねまき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
着るまで二分間待つて下さい——何か乾いたものがあるなら、ですがね——よし、此處に寢間着ねまきがある。ぢや行つて下さい。
曉方あけがたになると、せまい家のなかから、寢間着ねまきのまま出て來ては、電柱に恁りかかつて、うつらうつら眠るかど平家ひらやの少女も、蚊帳のなかに手足を伸ばしてゐるのだらう。
夏の夜 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
ましてやよるでも夜中よなかでも傘屋かさやきちたとさへへば寢間着ねまきのまゝで格子戸かうしとけて、今日けふ一日いちにちあそびになかつたね、うかおか、あんじてたにとつて引入ひきいれられるものほかにあらうか
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)