“宮中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうちゅう46.7%
きゆうちゆう20.0%
きうちう20.0%
みやぬち6.7%
キウチウ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでそのまる三年の間というものは、宮中きゅうちゅうへはどこからも何一つお納物おさめものをしないので、天皇もそれはそれはひどいご不自由をなさいました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
ねて、どうすかしても、しかつてもはうとしませんので、女官じよかん面目めんぼくなさそうに宮中きゆうちゆうかへつてそのことをまをげました。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
闔廬かふろいはく、『こころみに婦人ふじんもつてすきか』と。いはく、『なり』と。ここおいこれゆるす。宮中きうちう美女びぢよいだし、百八十にんたり。
白雪降れる宮中みやぬち
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
弘井岩之助広井磐之助のかたきうち○二条殿内の人にて、宮中キウチウにつかハれこれありしむすめ、実に義のあるむすめにて、今でハ身をくがい苦界にしづめこれある事。