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女丈夫
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じょじょうふ
ふりがな文庫
“
女丈夫
(
じょじょうふ
)” の例文
「
女丈夫
(
じょじょうふ
)
というほどでなくとも、こういう人生の荒浪を潜り抜けて来た女でなくては男の真の片腕とするには足りない」
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
夫や友人たちを欺くにしても、あるいは自分が欺かれて苦しむにしても、すべて暗黙のうちにおいてだった。彼女らは人の
噂
(
うわさ
)
にたいしては
女丈夫
(
じょじょうふ
)
であった。
ジャン・クリストフ:10 第八巻 女友達
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
倶係震卦教の理解者たる、
女丈夫
(
じょじょうふ
)
鳰鳥であればこそ、平気で歩くことが出来るのであった。時々熊や狼が彼女の行手を遮ったが、しかし彼女は恐れなかった。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
多年古書を校勘して寝食を忘れていた抽斎も、ここに至って
寖
(
やや
)
風潮の
化誘
(
かゆう
)
する所となった。それには当時
産蓐
(
さんじょく
)
にいた
女丈夫
(
じょじょうふ
)
五百
(
いお
)
の
啓沃
(
けいよく
)
も
与
(
あずか
)
って力があったであろう。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
私はダージリンに居る時からこの
女丈夫
(
じょじょうふ
)
については聞いて居ったこともあるし、その女の道案内をして行った男と私はダージリンでふとした事から親しくして居ました。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
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つまり極度にヒステリックな変態的
女丈夫
(
じょじょうふ
)
とでも形容されそうな
型
(
タイプ
)
の女であったが、それだけに又、自分の
身体
(
からだ
)
が重い肺病に
罹
(
かか
)
っても、亭主の彼に苦労をかけまいとして
木魂
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「そうであろう、慶月院はそういう人だ、おれでさえあの
女丈夫
(
じょじょうふ
)
にはへこまされたことがある、うん、しかし甲斐にはやはり手紙を
遣
(
や
)
る、また地境の騒ぎが始まったのだ」
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
そしてその技巧のある夫人の中で、坂井の奥さんが女らしく
怜悧
(
れいり
)
な方の代表者であるなら、この奥さんは
女丈夫
(
じょじょうふ
)
とか、賢夫人とか云われる方の代表者であろうと思った。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
丈
常用漢字
中学
部首:⼀
3画
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
“女丈夫”で始まる語句
女丈夫的