“天暦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てんりゃく62.5%
てんりやく12.5%
てんれき12.5%
テンリヤク12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その上、素朴な一般武士の頭には、延喜天暦てんりゃくの昔に還らんとする、難しい王政復古の思想など、本当に理解される訳はないのである。
四条畷の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
世に、延喜えんぎ天暦てんりやくと申し上げるのであるが、この頃漸く萌したのは、藤原氏の横暴であつた。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
そういうわけで、身代しんだいもだんだんに衰えて来ましたので、げん天暦てんれき年間、李は自分の郷里を立ち退いて、桂州へ行きました。
=朱雀帝ノ天暦テンリヤク元年。左近衛府ノ少将ノ飼犬ガ、死者ノ骨片ヲ咥ヘテ来タトイフノデ、府ハ、三十日ノ穢トナツテ門ヲ閉ズ。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)