“大浚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおさら25.0%
おおざらい25.0%
おおざらえ25.0%
おほさら25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おじさんは帰途かえりに本郷の友達のうちへ寄ると、友達は自分のっている踊りの師匠の大浚おおさらいが柳橋の或るところに開かれて、これから義理に顔出しをしなければならないから
半七捕物帳:01 お文の魂 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
勝久は看板を懸けてから四年目、明治十年四月三日に、両国中村楼で名弘なびろめの大浚おおざらいを催した。浚場さらいば間口まぐちの天幕は深川の五本松門弟じゅう後幕うしろまく魚河岸問屋うおがしどいや今和いまわと緑町門弟中、水引みずひきは牧野家であった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
三味線さみせんは「よいは待ち」をく時、早く既に自ら調子を合せることが出来、めりやす「黒髪」位に至ると、師匠に連れられて、所々しょしょ大浚おおざらえに往った。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
をぢさんは歸途かへりに本郷の友達のうちに寄ると、友達は自分の識つてゐる踊の師匠の大浚おほさらひが柳橋のあるところに開かれて、これから義理に顔出しをしなければならないから
半七捕物帳:01 お文の魂 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)