“壁際”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かべぎわ60.0%
かべぎは37.5%
かべがわ2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
葉子は顔をほてらせていた。そして庸三が出ようとすると壁際かべぎわにぴったり体を押しつけて立っていながら、「くちびるを! 唇を!」と呼んだ。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
またそつとてゝとき頸筋くびすぢかみをこそつぱい一攫ひとつかみにされるやうにかんじた。おつぎはそと壁際かべぎは草刈籠くさかりかご脊負せおつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
わしの持っている本物にはね、二つの半ペラを穴のなかに入れると、それより(壁際かべがわに身をけ)ふたつのメダルを、(長き竿さおにて押すべし)と、なっているのです。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)