“坐舗”の読み方と例文
読み方割合
ざしき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども、お鍋の腕力には敵(かな)わない。無理無体に引立られ、がやがや喚きながらも坐舗(ざしき)を連れ出されて、稍々(やや)部屋へ収まッたようす。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
お勢がまず起上(たちあが)ッて坐舗(ざしき)を出て、縁側でお鍋に戯(たわぶ)れて高笑をしたかと思う間も無く、忽(たちま)ち部屋の方で低声(ていせい)に詩吟をする声が聞えた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
文三はグット視下ろす、昇は視上げる、眼と眼を疾視合(にらみあ)わした、何だか異(おつ)な塩梅(あんばい)で。それでも文三は渋々ながら坐舗(ざしき)へ這入(はい)ッて坐に着いた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)