“地金屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じがねや66.7%
ぢがねや33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
泥だらけの床の片隅に、古い銅版がガチャガチャと山積してあるのは、地金屋じがねやにでも売るつもりであろうか。
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
先月のはじめに田町の家へたずねて参りますと、宗兵衛は一本の大きい蝋燭を出して見せまして、おまえは商売だから金銀細工の地金屋じがねやを知っているだろう。
半七捕物帳:47 金の蝋燭 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
刈谷音吉かりやおときちは、最近さいきんのことだが、だいぶたくさんに金塊きんかいいこんでいたそうですよ。ふる小判こばんなどもあるそうで、これは地金屋ぢがねやからの聞込ききこみですが」
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
金魚屋きんぎょや申立もうしたちゅうにあつた老人ろうじん財産ざいさんについてのはなしと、平松刑事ひらまつけいじ地金屋ぢがねやから聞込ききこみとをらしあわせてみて、だれむねにもピーンとひびくものがあつた。いこんだ金塊きんかい古小判ふるこばんである。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)