土木工事どぼくこうじ)” の例文
またあるとき、ケーは土木工事どぼくこうじをしているそばをとおりかかりますと、おおくの人足にんそくつかれてあせながしていました。
眠い町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
僕は我国をねらっている敵国人が、我国の人跡じんせきまれなる山中に立てこもっていると聞いてさえ驚かされたのに、彼等はどこから運搬したものか大仕掛の土木工事どぼくこうじを行い
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)
したがつて地震動ぢしんどう性質せいしつ地震ぢしん損傷そんしようしない土木工事どぼくこうじや、建築けんちく仕方しかたとうについての研究けんきゆう非常ひじようすゝみ、木造もくぞうならび西洋風せいようふう家屋かおくにつき耐震構造法たいしんこうぞうほうなどほとんど完全かんぜんいきすゝんだ。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
「なぜそんなことが起ったのか。人間がひとりも見えない無人島で、まさか土木工事どぼくこうじが行われようとも思われない。とにかく、もうすこしそこらを見てまわろうじゃないか」
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
建物たてもの土木工事どぼくこうじ耐震的たいしんてきにするといふようなことは、これまた平日へいじつおこなふべきことではあるが、しかしこれは其局そのきよくあたるものゝ注意ちゆういすべき事項じこうであつて、小國民しようこくみんあづからずともよいことである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
こんな道路を作るために、大じかけの土木工事どぼくこうじが行われた。資材も、びっくりするほどたくさんいった。道路とともに、橋もこしらえねばならず、トンネルも掘らねばならなかった。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)