“喜熨斗”の読み方と例文
読み方割合
きのし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
千束町の喜熨斗きのし氏の舞台へ、私と、浜子と鼓村さんと翠扇さんとが集った時、猿之助役の大臣おとどの夢の賤夫しずのおと、翠扇役の夢に王妃となる奴婢みずしめとが、水辺みずのほとりに出逢うところの打合せをした。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
喜熨斗きのし、木村、和辻等の諸君と新橋の花月で忘年会を開き、二階の中沢君の座敷へ闖入ちんにゅうしたことがあつたが、その時も中沢君は野球だかテニスだかの選手諸君を引卒して座に数人の美妓を侍らせ
青春物語:02 青春物語 (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)