唖児あじ)” の例文
羅子らし水滸すいこせんして、三世唖児あじみ、紫媛しゑん源語げんごあらはして、一旦悪趣につるは、けだごふのためにせまらるるところのみ。
天下に極めて無言なる者あり、山岳之なり、然れども彼は絶大の雄弁家なり、し言の有無を以て弁の有無を争はゞ、すべての自然は極めてあはれむべき唖児あじなるべし。
人生に相渉るとは何の謂ぞ (新字旧仮名) / 北村透谷(著)